【2026年部誌】中学2年長棟

 私が将棋を始めたのは、幼稚園に通っていた頃でした。きっかけは、父が将棋を指している姿を見たことでした。駒の動かし方を教わり、何局も練習し、週末には将棋教室に通ったり、ときどき大会に出場したりしていました。将棋教室で先生に指し方を教わったり、さまざまな人と対局したりするのがとても楽しく、当時のことは今でもよく覚えています。

 しかし、私が小学二年生になった頃、ちょうど新型コロナウイルスが流行しました。緊急事態宣言が出され、将棋教室にも通えなくなり、人と対局する機会がなくなったことで、将棋へのモチベーションも次第に失われ、ほとんど指さなくなってしまいました。

 当時の私は、将棋が強くなりたくて練習していたというより、人と対局することが楽しくて将棋をしていました。そのため、一人で将棋を勉強しようという気持ちにはならず、一年ほどはほとんど将棋に触れていなかったと思います。オンラインでも将棋を指すことはできましたが、人と向かい合って対局している実感があまり湧かず、私には合いませんでした。

 そして小学三年生になった頃、再び将棋を指し始めました。しかし、以前ほどの熱意はなく、暇なときにたまに指す程度でした。そのまま中学生になり、将棋部に入部しましたが、その頃は将棋が強くなりたいという思いはあまりありませんでした。

 入部した理由に特別なものはありませんでした。しかし、部活動に憧れがあり、最初の頃はよく練習に参加していました。その中で、週に一度、助言や駒落ちのない真剣勝負の日がありました。先輩との対局は緊張しましたが、久しぶりに対面で人と将棋を指すのはとても楽しかったです。

 勝つこともあれば負けることもあり、負けたときはとても悔しく、「もっと強くなりたい」と思うようになりました。自分より強い人と平手で対局したことで、強くなることへの憧れを抱くようになり、それからは家でも少しずつ将棋を指すようになりました。

 そして、二ヶ月ほど前に文部科学大臣杯の兵庫県予選に参加しました。団体戦と女子個人戦に出場しましたが、どちらも西日本大会や全国大会に進むことはできませんでした。しかし、多くのことを学ぶことができた大会でした。

 女子個人戦では、普段は対局する機会の少ない他校の女子選手と対局することができ、とても楽しく、貴重な経験になりました。また、団体戦に出場するのは今回が初めてで、とても緊張しましたが、個人戦とは違い、チームで一つの勝利を目指して戦う楽しさや難しさを感じることができました。結果には悔しさも残りましたが、どちらの対局も自分にとってよい経験となりました。

 将棋部に入ったことで、以前とは違った形で将棋の楽しさや奥深さを知ることができました。これからも部員の皆さんとの対局を大切にしながら、少しでも強くなれるよう努力していきたいと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA