【2026年部誌】高校2年中田

自戦記 2026年5月5日に第53回兵庫県高等学校将棋選手権

大会団体戦が開催され、自分は白陵Aチームの大将として参加した。順調に勝ち進んでいったが準決勝で強敵の灘高校Aチームと対決することになった。
勝てば2位以上が決まり近畿大会出場となる大一番である。そこで今回はこの準決勝での対灘A大将戦を紹介しようと思う。

初手からの指し手
▲2六歩 △3四歩 ▲2五歩 △3三角 ▲7六歩 
△4四歩 ▲4八銀 △3二銀 ▲6八玉 △4二飛
(第一図)

第一図

先手が自分で相手は四間飛車にしてきました。
これはいわゆる対抗形ってやつでここから急戦にするか持久戦にするかといったところです。

第一図からの指し手
▲5六歩 △4三銀 ▲5七銀 △6二玉 ▲7八玉
△7二玉 ▲5八金右△8二玉 ▲9六歩 △9四歩
▲1六歩 △7二銀 ▲3六歩 △5二金左▲6八金上
△5四歩 ▲3七桂 (第二図)

第二図

こちらは金無双急戦に構えた。一時期穴熊をやっていたが自分に合わないのか全然勝てなかったため最近自分は急戦策でいっている。

第二図からの指し手
△5三金 ▲2六飛 △1二香 ▲3五歩(第三図)

第三図

こちらは▲3五歩から仕掛けていく。
△同歩で何もないように見えるが▲4五桂がいい手で△同歩と取るよりないが▲3三角成△同桂▲2四歩で飛車先突破が可能だ。もし▲3五歩をいれないと(参考1図)のように△4四角で困っている。

 参考1図

第三図からの指し手
△3二飛 ▲4六銀 △5一角 ▲3四歩 △同銀
▲5五歩 △同歩 ▲同銀  △4三銀 ▲3六歩
△5二飛 ▲4六歩 △5四歩 ▲6六銀 △3二飛
▲4七金 △3五歩 ▲同歩 △同飛  ▲3六金
△3二飛 ▲4五歩 (第四図)

第四図

3五の歩が取れないということで相手は3二に飛車を回った。以下進んで第四図、ここで▲3五歩と打っても△3四歩からゴリゴリやられこれは玉の堅さてきにもこちらに勝機はないだろう。よって▲4五歩から戦っていく。

第四図からの指し手
△3五歩 ▲4六金 △3四飛 ▲5七銀 △6二角
▲5六銀 △3三桂 ▲4七銀 △5二金引(第五図)

第五図

こちらは三手使って銀を6六から4七に持っていった。角道を通すことができ、3六に利きを足したので悪くない運びだが、相手も△5二金引とした形は6二の角が間接的に飛車を睨んでいて双方に主張のある戦いとなっている。
第五図からの指し手
▲2九飛 △4五歩 ▲同桂 △4四銀 ▲3三桂成
△同飛 ▲4五歩 △5五銀 ▲同金 △同歩
▲同角(第六図)

第六図

チャンスを逃してしまった。▲同角に代えて▲7四桂ならこちらが優勢だった。この手は見えていたが錯覚をしてしまった。▲7四桂 △同歩 ▲5五角 △7三角 ▲3三角成 △3七角成(参考2図)とした局面はこちらが優勢である。

参考2図

第六図からの指し手
△3四飛 ▲4四銀 △6四金 ▲7七角 △5五歩 
▲4六桂 △3一飛 ▲2四飛 △3六歩 ▲3二歩
△3七歩成▲3一歩成△4七と ▲2三歩成△5六桂
▲3三と △6八桂成▲同銀 △5八と ▲4三と
△6九銀 ▲同飛 △同と  ▲同玉 △4三金

▲同銀 △3五角 ▲5三桂 △7一金寄 ▲6一銀
△同銀 ▲3二飛 △7二銀上▲6一金(第七図)

第七図

難しいやり取りが続いたが、この6一金がひどい手で、ここでは角を拾うべきだった。ここでは相手から△5三角という手がありこれはこっちの負けだ。
 
第七図からの指し手
△同金 ▲同桂成 △2八飛 ▲5九歩 △4六角
▲3八歩 △5六桂 ▲6二成桂 △8八金 
▲7二成桂 △9三玉 ▲6六角 △7五銀 
▲5七銀打 △6六銀 ▲同歩 △4七角

▲5八歩 △2九飛成(最終図) まで先手投了より126手で後手勝ち 

最終図

相手は△同金と応じてくれたので形勢としてはまだ互角近かったが、その後の▲3八歩がこちらの速度がおそくなり負けてしまった。
チームメイトも負け、0-3で準決勝で敗れてしまい、3位決定戦で勝ち三位となった。
対局内容は非常にもったいない試合だったが、元奨である強敵といい試合ができ、とてもいい自信がついた。

今回始めて自戦記を書いたので見づらかったと思うが楽しんでもらえたなら幸いである。

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