4月13日、5月11日に、兵庫県将棋アマ名人戦西地区大会が開催されました。
A級では顧問が、B級では福本が出場しました。
予選は1勝通過2敗失格。
B級で出場した福本は、決勝トーナメント1回戦で難解な終盤戦で玉頭攻めをうまくいなして勝ち。勢いそのままに優勝しました。

A級で出場した顧問は、準決勝で最大の山場を迎えました。30秒将棋での中終盤戦。玉頭攻めを受け間違えて苦しい流れで迎えたのが次の局面。

△3八桂成とされて、ほぼ瀕死状態。医療で言うと癌ステージ4(末期がん)。
具体的に言えば、①▲3八金は△5七角成で、△2五金~5六馬~2七銀のような攻めがあり、完全な受けなし。②▲3八飛も△5七角成~5六馬で受けなし。
したがって、普通ではありえない玉に近い敵の駒を取らない▲5八金上で粘りました。とはいえ、それでも△5七角成▲同金△3七成桂▲同桂△3六飛のような攻めがあるものの、相手も30秒将棋で読みにない▲5八金上で相手の方がパニック。気付けばこちらの玉がみるみる安全になって、

ここではすでに逆転をしており、なんとか勝利しました。この勝ちの勢いのまま決勝を快勝し、優勝しました。

A級で優勝した顧問、B級で優勝した福本は7月26日に開催される県大会(中央大会)に出場します。
県大会でA級で優勝すると全国大会出場、B級で優勝すると三段免状獲得、C級で優勝すると初段免状が獲得できます。6月には東地区大会が開催されます。